「やたら○○」とか「やたらめったら」などの言葉は、むやみにとか、みだりにという意味で使われますが、この「やたら」という言葉は、雅楽と関係があることは有名な話だそうです。ちなみに私は知りませんでした。
雅楽のリズムの中に夜多羅拍子というものがあります。蘇莫者の舞なんかに使われるらしいですが、このリズムは2拍+3拍の混合5拍子です。この演奏リズムを聴いた人が、無茶苦茶に演奏しているように聞こえたので「やたら」という言葉ができた…
またこの5拍子はやたら真似ができなかったため、リズム自体に「やたら」という名称がついた…
言葉が先か、リズムの名称が先か知りませんが、このような話が残っているそうです。
一説には、農耕民族だった日本人は、騎馬民族特有の3拍子のリズムが合わなくて、3拍子以外の拍子を好んだ。という説もあるそうです。
雅楽から派生した言葉は結構あります。
こんなこと知ってても何の得にもなりませんけど…